【表現の自由】第1回勉強会を開催しました!

 表現の自由分科会は、5月6日(水)に第1回の勉強会をzoomで行いました。勉強会のテーマは、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の中止決定に関して問題となった憲法上の論点について自由に検討し発表するというものでした。また、勉強会に際して、表現の自由分科会の講師である京都大学大学院法学研究科曽我部真裕教授の記事(こちらをクリック)を参照し検討材料にしました。

 勉強会では、中止決定に関する判断枠組み、芸術的表現の特殊性、泉佐野市民会館事件(明らかに差し迫った具体的危険)、上尾市市民会館事件(敵対的聴衆の法理)、そして、判断枠組みに従ったあてはめなどについて議論がなされました。ただ、中止決定については現在では争訟とする可能性がもはや存在しないこと(訴えの利益がないこと)、訴訟で憲法上の論点を争点として設定することはかなり難しいことについては意見が一致しました。

 しかし、そうであっても表現の自由の問題を検討し、国民の理解を広げなければまた同じような問題が起きてしまうことは間違いないと思いますし、その場合、今回のあいちトリエンナーレの問題は先例的な意味がある(検討に値する)ということについても実行委員の間で異論がありませんでした。

 次回の勉強会では、あいちトリエンナーレの補助金不支給決定の行政法上の問題点について検討することになりました。

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