ひきこもり問題

「ひきこもりといえば、子どもの問題」-そう思っていませんか?

内閣府が2019年3月に実施した「ひきこもり実態調査」によれば、現在日本には40歳以上のひきこもりが推計115万人あまり存在しているという結果が出ています。また、2019年5月に起こった川崎の事件や、6月に起こった練馬の事件など、今や「大人のひきこもり」は社会で無視することのできない大きな問題となっているのです。

そんななか、ひきこもりの問題を抱えた家族の「なんとかしたい」という思いに付けこみ、「就労・自立支援」と称して本人の同意なく拉致や不当な身体拘束等を行う悪質な業者が近年問題となり訴訟にも発展しています。

業者は、訴訟の原告となったAさんを何らの法的根拠もなく自宅から無理矢理拉致しました。その際、Aさんの抗議に対しては「あなたのような未成熟子には何も言う資格はない」、などと人格を否定するような発言をしてまともに取り合いませんでした。

この問題は、身体の自由や自己決定権といったAさんの人権を侵害していることはもちろん、福祉や行政などの支援が行き届かず家族がこうした業者に頼らざると得ないという問題も含んでいます。さらに、ひきこもりに至る経緯は人により様々であり、労働問題や障がい者問題など多くの社会問題とも密接に関わっています。

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