コロナと人権課題

新型コロナウイルスの感染拡大は,単なる衛生問題を超えて,重大な人権問題・社会問題に発展しています。補償なき自粛による失業,「ステイホーム」で広がるDV・虐待,感染者や医療従事者に対する差別…。ただでさえ深刻化していた日本社会のひずみが,一層悪化しています。
私たち修習生は,2020年12月に実務の一線に立つ予定です。その時に出会う人々は,公私ともにコロナ禍で疲弊しきっているでしょう。彼ら・彼女らがどのような問題に直面するのか知りたい――そのような思いの下,私たちは「コロナと人権課題」分科会を新設することにしました。
コロナ禍の影響は非常に多岐にわたります。そこで,当分科会は,〈概観〉と〈深掘り〉という二つのアプローチから,コロナ禍の実態に迫っていこうと考えています。
まず〈概観〉とは,コロナ禍によって生じる人権問題・社会問題の全体像を把握することです。今後どのような問題が発生するかを考えるうえで,事態を鳥瞰することは必要不可欠であることから,〈概観〉を行うことにしました。
これに対して〈深掘り〉とは,〈概観〉によって把握した問題群のうち,法律家の解決に委ねられるべきテーマについて,理解を深めることです。〈概観〉によって発見された法的論点を〈深掘り〉することで,私たちの今後の活動に直結する知見を得たいと考えています。
いま何が起きているのか,法律家に何ができるのか,みなさんとともに考える企画にしてまいります。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

記事一覧に戻る
single.php
TOPへ